🎹 たちえりなピアノ奏法研究所🎹
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28日 3月 2019

kenさんのメルマガから

今回は、「力強く、野太く、それでいて美しいフォルテ」の出し方について、お伝えしたいと思います。




実は、今回のプログタイトルは、私が購読しているメルマガ、「やめないピアノ・エレクトーン楽しい家庭練習」


https://www.mag2.com/m/0000122540.html


の、8/11の記事「国際ピアノコンクールで感じたこと」から引用させていただきました。(メルマガ発行者のKenさんには了承を得ています。)




この記事を読んだ時、「それ、すごく分かる!」と、とても共感し、この件について是非プログに書いてみたい!と思い立って、メルマガ発行者のKenさんにメールでお願いしたのです!  




Kenさんは、記事の転用を、本当に気持ちいいほどにご快諾くださいました。




まずは、Kenさんのメルマガの記事の、国際コンクール入賞者の演奏について感じられたことにつきまして、以下に一部転用させていただきます。




「感じたのは大きく2つ。

 

 ひとつは、正確なテクニック。

 

 ここで言うテクニックとは、正確にリズムを刻めるとか、ミスタッチをしないとか言うだけでなく、音の粒が揃っていて、自在に音色をコントロールでき、かつ、ひとつずつの音と音がちゃんと存在感を持っているように弾き分ける技術です。

 

 ペダルを使うところでも変に音が濁らず、高音部ではピアノ弦だけでなく、木が鳴っている音もしっかりと耳に届くような、とても芯のある音を8分間弾き続ける人が入賞されていたように思います。

 

 もうひとつは、ちゃんとハンマーで弦を打ち鳴らしていること。

 

 特にフォルテより大きな音ですが、とにかく大きい音を出せるんです。同じピアノなのに他の演奏者とは音量そのものが違う。

 

車に例えると、軽自動車と3ナンバーくらい違います。

 

リストの名曲に「ラ・カンパネラ(鐘)」がありますが、まさしくずっと鐘をぶっ叩いているような、力強く、野太く、それでいて美しいフォルテを出し続けます。

 

この辺りは、ひょっとしたら国内ではなく、海外の修練で気づき、身につけて来られたのでは?と勝手に想像しています。」


 転用はここまで。



(転用記事前述の正確なテクニックにつきましては、また次回以降のプログでお伝えします!)






フォルテは、頑張って大きな音を出そうとすると、意図的に、或いは知らず知らずのうちに指先が力み、それが伝わって手も力み、更に腕もが力みます。




力むと、手腕が疲れてしまうばかりか、鍵盤を押し付けてしまい、弦を上手く響かせることが出来ません。




力んで鍵盤を押し付けてしまうと、ハンマーが弦を打った際、弦に対して生じる「最適な圧力」以上の負荷がかかってしまうのです。




そのようにして打鍵した音は、響きの詰まった硬質な音になってしまい、ホールの一番後ろの席まで届くような迫力のある音にはなりません。




しかし、ピアノのごく近くでは、このように打鍵しても、一瞬とても大きな衝撃音に聴こえ、演奏者にとっては、かなり大きな音を出しているように錯覚してしまうので、注意が必要です。



ホールの一番後ろの席まで迫力が充分伝わるような「力強く、野太くそれでいて美しい」迫力あるフォルテを出すには、上記のようなことの真逆を実行すれば良いということです。




どういうことかというと、手指、特に指先をフワッとさせておくぐらいとことん緩ませておき、その指先の一点で、打面を狙って素早く打つ のです。




ポイントは4つ



・指先をフワッとさせる→緩んだ手指

・指先の一点

・打面を狙う

・素早く打つ




まとめると、




「緩んだ手指で、打面の一点を素早く打つ」




これが、力強く、野太く、それでいて美しいフォルテの出し方です。




上記の4つのポイントの詳細につきましては、次回以降のプログで順次お伝えしていきます。


(打面についての詳細はこちら↓

https://ameblo.jp/erinaspiano913/entry-12406351311.html  )




今回は、フォルテについてなので、「素早く」という要素が入っていますが、実は、「素早く」などの打つスピード以外は、どんな音を表現する時も全く同じです。




世の中的には、「指先をしっかりさせて弾く」ということが、当たり前のこととしてまかり通っていますが、指先をしっかりさせると、それ以外の部分のどこかしらに、わずかでも必ず力みを生じさせてしまいます。




これが脱力の出来ない原因になります。




指先を緩ませてしまったら、フニャフニャになってしまい音が出せないのではないか、という疑問が必ず湧くと思いますが、緩んだ手指で、指先の一点、もっと言うと、指先が打面に接触する瞬間の一点を感じ取っていれば、どんなフォルテッシモも可能になります。




ピアノの弦を介してホール中の空気を最大限に振動させるためには、「緩んだ手指」が最も重要なポイントになるのです。







この記事を書くにあたり、記事の一部転用を、ご了承くださった「やめないピアノ・エレクトーン楽しい家庭練習」のKenさんに心から感謝申し上げます。




Kenさんは、ピアノを習わせる保護者の方の立場に立った観点で記事を書かれていて、4000人以上の先輩ママから学んでいらっしゃいます。


あなたもKenさんのメルマガ、是非ご登録くださいね!

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やめないピアノ・エレクトーン楽しい家庭練習



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